宅建って覚えること多すぎる
宅建が難しい理由の1つに勉強範囲が広いことです。
おおまかに5つに分かれていて特に「権利関係」はかなりのボリューム。
理解するまでに初学者だと非常に苦労します。
また、「税関係」や「建築基準法」のようにとっつきにくく覚えることが多いものもあり、理解するまでに根気と勉強時間が必要のため「どうやったら簡単に覚えられるんだろう」と頭を抱えている人もいますよね。
この記事では、私が2022年に宅建を独学で勉強してみて「ここを重点的に勉強すれば効率的だった」、「この分野で注意すべきはここ!」というところをピックアップし、わかりやすくまとめました。
私は「業界未経験・資格も特になし・普通の主婦」でしたが、2022年に宅建試験に初挑戦し、独学で40/50点で合格することができました。
私の実体験になりますので、どなたにも実践してもらえる内容となっています。
「宅建の効率的な勉強方法を知りたい」「無駄な勉強はなるべくしたくない」といった方は参考にしていただければと思います。
- 宅建勉強に苦戦している方
- こんなにたくさん覚えられないと焦っている方
- 効率的に勉強したい方
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- 2022年に宅建と賃管を独学40点で合格
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宅建合格に必要な点数・科目別点数配分
分野別科目 | 合格基準点(目標点) | 出題数 |
---|---|---|
権利関係 | 7点 | 14問 |
法令上の制限 | 6点 | 8問 |
税・その他 | 2点 | 3問 |
宅建業法 | 18点 | 20問 |
5問免除 | 4点 | 5問 |
合計 | 37点 | 50問 |
上記表は、宅建試験での分野別科目の出題数と合格するために必要な点数の表となります。
令和4年度の合格点は36点・合格率は17%でしたので、この表通りの結果ですね。
宅建業法は9割、権利は半分、その他は8割以上得点できなければ、合格できない試験です。
2024年度は正直どうなるか誰もわかりませんが、2023年度は基礎問題が多く出題されたこともあり、合格点も高いことが予想されています。
受験者のレベルは年々上がっていますので難易度が低ければ合格点もおのずと高得点になるため、全く気を抜くことはできない試験となっています。
上記点数をあくまでも目安として考え、できるだけ40点を目指し勉強を進めていくことが安心です。
宅建の独学40点で合格した勉強方法
では、ここから「業界未経験・資格も特になし・普通の主婦」の私が独学40点で合格した勉強方法を紹介していきます。
奇をてらったような裏ワザではありませんが、間違った方向にいくことなく最短で宅建の学習ができるはずです。
分野別ごと順に詳しい勉強方法やコツを説明していきますね。
権利関係の勉強方法
宅建の勉強の中で、一番難しい分野と言われています。
逆に、苦手な人が多い分、ここが得意であれば他の受験者にアドバンテージになりますね。
一番実践してもらいたいのは、「借地借家法・不動産登記法・建物区分所有法・抵当権」は完璧にすることです。
なぜなら、「必ず出題される」・「暗記項目」であるという2点です。
民法は「ハートで答える」と言われているほど感覚な部分が多いのですが、「借地借家法・不動産登記法・建物区分所有法」は答えが明確なんです。
権利は問題によって得点が左右されてしまうので、いくら勉強しても点数に結びつかないと言われています。
実際に、YouTubeの講義動画でも宅建の講師の方が口をそろえて仰っていたので、私はこれを信じて実践しました。
もちろん全範囲勉強しましたがこの4項目については特に重点的に勉強し、本試験で権利が10点取れたので実証済です!
特に、借地借家法は毎年2問以上出る頻出問題ですが、苦手な人が多いんです。
加えて、抵当権も毎年頻出なのに苦手な人が多いです。
要するに、ここを攻略できればライバルと差がつけられ、合格点を割ることも避けられます。
ぜひ、権利関係ではこの4項目は必ず得点できるように対策しておきましょう!
法令上の制限の勉強方法
法令上の制限は「都市計画法」「建築基準法」「農地法」「国土利用計画法」「宅地造成等規制法」「土地区画整理法」「諸法令」とおおまかに7つに分かれています。
都市計画法が2問、建築基準法2問、他4問はその年によって変動しています。
どの分野も出題される可能性は高いので、すべて勉強する必要はあります。
しかし、「法令上に制限」を勉強することにおいての注意点は、「建築基準法」をやりすぎないことです。
どういうことかというと、建築基準法は暗記する項目も多く時間をかけがちなのですが、あまり細かく覚えてもキリがないんです。
それだったら「都市計画法」に力をいれましょうということ。
建築基準法においては「必須事項さえ覚えていれば、受験者と差がつかない」という気持ちで、過去問の頻出問題を繰り返しやるのがおすすめです。
私はこれで苦手な法令上の制限を乗り切りました。
分野別過去問のおすすめは、「LECの出る順宅建士 ウォーク問 過去問題集」です。
この問題集は、過去問攻略・知識定着にめちゃくちゃ効果的でした。
レベル別になっているので「A評価」のものは必ず覚えるようにすれば大丈夫です。
問題数も十分ありますので過去問はこの一冊で他は必要ありません。
ちなみに、「宅建業法」や「権利関係」も私はこのLECのウォーク問を使用していました。
繰り返しになりますが、宅建試験は「みんなが答えられる問題をいかに取りこぼさないか」が重要です。
受験者はみんな過去問をやり込んできますので、必ず過去問は95%以上理由付けして正解できるように制覇しましょう!
おすすめのテキスト・問題集の記事で、使用した他の教材も紹介していますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
税・価格評定の勉強方法
税は「譲渡所得税(国税)」「登録免許税(国税)」「贈与税(国税)」「印紙税(国税)」「不動産取得税(地方税)」「固定資産税(地方税)」の6つの中かた国税1つ、地方税1つが出題されます。
価格評定は、「地価公示法」「不動産鑑定評価」のどちらか1つが出題されます。
税は覚えるべき数字をきちんと覚えれば大丈夫です。
譲渡所得税は難しいですが、出る確率も低く受験者の正答率も低いので、完璧に覚える必要はないと感じました。
価格評定は始めとっつきにくいですが、過去問を繰り返しこなしていれば大丈夫です。
宅建業法の勉強方法
宅建業法は満点を目指して勉強しましょう。
35条、37条が重要だと言われていますが、近年の宅建試験では宅建業法全範囲完璧に習得しておく必要があると感じました。
なぜなら、受験者みんなが力を入れている分野でありみんなが正解できるので落とせないんです。
宅建業法での失点は合否に大きく影響します。
過去問は100%正解できるレベルまで持っていきましょう。(おすすめはLECのウォーク問)
ここまでやっても模試でも満点取ることは難しいです。
ただ、満点を意識していれば17点18点をほぼ毎回取れるようになっていきますよ。
ただ、宅建業法を勉強するにあたっての注意点は、宅建業法は誰でもけっこう早い段階から過去問でも高得点が取れるので、途中で安心してしまうこと。
そのため、学習が疎かになったり知識がポロポロと抜け落ちていたりとしてしまいがちです。
私も実際やってしまっていて、模試で解けなくて焦りました。
そうならないためにも「細かい所もきちんと理解・チェック」「反復学習」を忘れないようにしましょう!
「宅建業法はカンタン!」「けっこう得点できる!」と感じるのはライバルも同じです。
近年の宅建試験では宅建業法は個数問題が多かったり、とても細かいところまで出題される傾向も高まっています。
過去問はもちろん、テキストの細かいところまでチェックし、入念な対策をしておきましょう。
5問免除の勉強方法
5問免除は登録講習を受ければ免除される人もいる分野です。
一般受験者は「住宅金融支援機構」「景品表示法」「土地」「建物」「統計」から各1問出題されますので、勉強が必要です。
この分野も比較的覚えやすく常識的に答えられる問題も多いですが、その分落とせない分野でもあります。
頻出問題を過去問で確認すれば、おおむね大丈夫です。
統計は最新のものを用意し、覚えるようにしましょう。
直前になるとYouTubeでも各宅建のチャンネルが統計についての動画をアップしてくれます。
そんなに時間をかけず直前にやれば問題ないので、安心してくださいね。
試験を受ける際の注意点
- 奇問・知らない問題は必ず出ると自分に言い聞かせる
- 試験や模試で「わからない!」と焦らず、飛ばして次の問題にいく
- 完璧に解こうとしない
模試や本試験での注意点はひとことで言うと「とにかく焦らない!」ことです。
百聞は一見にしかずですので、勉強が一通り終わったら「模試」を受けることがおすすめです。
各資格学校が出している模試を利用して「初めて見る問題に慣れる」練習をしておきましょう。
模試を受けることにはメリットがたくさんありますので、数回は受けておくと安心ですね。
また、一度は会場受験で模試を受けてみるのも非常におすすめです。
詳しくはおすすめの模試の記事で私が実際利用してよかった模試やを模試を受けるメリットを紹介していますので、気になる方はぜひ見てみてください!
【宅建受かった人がやっていた効率的な勉強法】まとめ
「借地借家法・不動産登記法・建物区分所有法・抵当権」は完璧にする
「建築基準法」をやりすぎない
- 税は覚えるべき数字を覚える
- 価格評定は過去問をやればOK
- 満点を取れるよう意識し仕上げる
- テキストの細かいところもチェック
- 頻出問題・過去問を仕上げればOK
- 統計は最新のものを直前に覚える
- 奇問・知らない問題は必ず出ると自分に言い聞かせる
- 試験や模試で「わからない!」と焦らず、飛ばして次の問題にいく
- 完璧に解こうとしない
ぜひ、参考にしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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