宅建士パートの仕事って稼げる?気になる給与・仕事内容や勤務時間も解説!

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宅建士の資格を持っている方、または、宅建士の資格を取得しようと考えている方の中に、パートアルバイトとして不動産業界で働きたいと考えている方もいるのではないでしょうか。

宅建士のパートってどんな感じなんだろう。

給与や勤務時間も気になるな。

こういった方に向けて本記事では、現在実際に宅建士としてパートで働いている筆者が、「宅建士のパートやアルバイトの仕事内容」「給与」「勤務時間」などについて詳しく解説します。

宅建士のパートやアルバイトに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いた人

晋遊社「LDK」2024.8月号「今取るべき資格ランキング」の企画特集に参加させていただきました!

 

  • 夫の給料だけではやっていけなくなり、不安から宅建取得を決意
  • 2022年に宅建と賃管を独学40点で合格
  • 宅建士として子育てと両立しながら”ムリなく”パート勤務
  • 6歳4歳姉妹を子育て中のアラフォー
  • 寒さと満員電車と人混みが苦手
  • 趣味は家族でキャンプ

いとまき

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目次

宅建士パートは稼げるのか?

宅建士パートは稼げるのか?

正直気になりますよね。

ぶっちゃけ、普通のパートよりも稼げます!

なぜなら、一般的な時給は1,000円~1,500円程度と普通のパートと対してあまり変わりませんが、「宅建士の資格手当」がもらえるためです。

※経験やスキルが豊富な場合は、時給2,000円以上になるケースもあります。

資格手当の相場は【1万円~3万円】。

東京23区の不動産会社であれば、資格手当が5万円という話も聞きます。

いとまき

私は首都圏のやや田舎で働いていて時給は1,200円。
宅建士手当は2万円もらっています。

私の会社ではパートでも資格手当が支給されていますが、中には支給されない会社もあるようですので、そこは入社前に必ず確認してくださいね。

加えて、職種が賃貸営業・売買営業になれば報酬手当ももらえます。

契約が成立した時の仲介手数料や広告料の一部が、報酬として給料に上乗せされます。

これまで、私は「営業」という職種をやっていなかったので、これが非常にうれしいですし、新鮮でやりがいにもつながっています。

このように、宅建士パートは毎月のパート代にプラスαとして手当や報酬が支給されますので、普通のスーパーなどでパートするよりは「稼げる」と言えますね。

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宅建士パートの仕事とは

宅建士パートとは、宅地建物取引士の資格を持ち「不動産会社」や「金融機関」などの不動産関連の企業で、アルバイトやパートとして働いている人のことです。

土地や家を購入する買主や家を借りる賃借人に対して、「重要事項の説明」と「重要事項説明書の記名」「契約書の記名」の3点が、宅建士の独占業務となっています。

宅建士パートの仕事内容はほぼ社員と変わらない業務内容です。

業務内容をおおまかに言うと、以下の通りです。

宅建士パートの仕事内容
  • 重要事項説明書の作成・説明契約書の作成
  • 確認契約手続きの代行
  • 物件の案内
  • 顧客対応
  • 物件の募集(業者向け・客向け)
  • 物件の管理(トラブル対応) などなど

上記の業務の他にも、店舗の掃除や大家さんとのやり取り、更新手続きなど仕事内容としてはかなり広範囲です。

業務内容については、売買専門・賃貸専門・売買・賃貸・管理全て行っているなど、会社によってもかなり変わってきます。

また、関わる人たちは家や土地の買主や借主のほかに、大家さん・仲介業者・銀行・保険・役所関係。ライフライン関係など、かなり多岐にわたります。

リアルな宅建士パートの仕事内容

上記の説明で何となくの宅建士の仕事は想像できたかと思いますが、もっと細かいリアルな仕事内容がわかったほうが、宅建士パートの仕事がよりイメージしやすいかと思います。

いとまき

私が実際にやっている仕事を紹介します!

私が働いている会社は、大きい会社ではありませんが「売買・賃貸・管理」とすべてやっている会社です。

その中でも私は「賃貸営業」のアシスタントが主な仕事です。

追記:1年経過した現在は「賃貸営業」がメインで働いており、ごくたまに売買の重説も行っています。

私が実際にやっている業務
  • 店舗の清掃
  • お客様へのお茶出し
  • レインズ(不動産業者間の物件検索ツール)の登録・更新
  • 不動産紹介サイトの登録物件の写真撮影・情報収集
  • 物件探し
  • 物件案内の同行
  • 重要事項説明書・契約書の作成
  • 契約
  • 保証会社への申請
  • 大家さんへの報告
  • 物件問い合わせの対応
  • ケーブルテレビ会社への申し込み
  • 募集図面の作成
  • 間取りの作成
  • 入居前物件の軽い清掃
  • 退去の立ち合い
  • 役所などで必要書類の取得
  • 水漏れなど不具合時の処理・対応

思いつく限り、取り上げてみました。

一番のメインの仕事はやはり「契約」です。

「入居希望者から申し込み〜保証会社の審査〜契約書・重説作成〜契約」ここが「宅建士としての仕事」と言える場面だと思います。

私の会社は1人で上記一連の仕事をこなしますが、会社によっては細分化され「申込と審査まで」を行う人、「重説を読むなど契約する人」と分かれている場合もあるようです。(仲介専門業者に多いように思います)(

事務所での事務作業がもちろん多い仕事ですが、物件に行くなどの外出もけっこうある仕事ですね。

また、人と関わる機会も非常に多いです。

資料作成もかなり多いですが、フォーマットがあるものがほとんどなので、パソコンが苦手な人でも問題ないと思います。

宅建士パートの勤務時間

不動会社の営業時間は10時~18時が一般的です。

そのため、出社は9:30というところがほとんどかと思います。

宅建パートの求人をみてみると、「5時間以上勤務できる方」を募集している会社が多いようでした。

パートと言っても生活状況により勤務できる時間が違ってきますので、会社と個人によるところが大きいですね。

面接時に交渉すれば希望通りの勤務時間で働ける可能性も高いので、希望する会社が見つかったらあきらめず交渉するのもおすすめですよ。

私も現在働いている会社の求人募集は「1日5~6時間以上、土日勤務できる方、普通自動車免許・宅建免許必須」でしたが、土日は子供が小さく働けないこと、ペーパードライバーであることを正直に伝えたところ、運よく採用してもらえました。

追記:現在は運転しています。
はっきり言って、車が運転できないと不動産会社で働くのはきついと言えます。
理由として、仕事の幅が制限されてしまうため(事務のみでしたら可能だと思います)
私は頑張ってペーパードライバーを克服しました。

ちなみに、私は幼稚園児の子供が2人いるため、平日の9:30~15:00までで、週3日か4日働いています。

はじめに「できないことはできない」と伝えた方が会社にとってもミスマッチがない採用ができるのでお互いのためですし、仕事も継続できますよね。

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宅建士パートのメリット・デメリット

ここからは、私が思う宅建士パートの「メリット」・「デメリット」を紹介します。

メリットデメリット
資格を活かして働ける
不動産に関する知識やスキルを身に付けることができる
比較的自由な働き方ができる
資格手当がもらえる
独立開業のノウハウを学ぶことができる
不動産の専門知識が必要
契約書などの書類作成業務が多い
責任が重い
土・日・祝勤務が通常

メリット

宅建士パートのメリットとして、「宅建士」の資格を活かして仕事ができるので、「手当」だったり時間の融通がきく働き方ができるのが、最大のメリットだと感じます。

他にも、実家が不動産業を営んでいるから将来継ぐためにノウハウを学びに来ている人もけっこういたりします。

そして、働いて得た知識を使って独立開業できたり、ライターとして副業ができたりと「宅建士」として働いた経験が他でも活用できるというのも、非常にメリットが大きいなと感じます。

デメリット

宅建士パートのデメリットとして、パートの割には責任が重い仕事であるということです。

不動産はすなわち、ひとの生活の基盤である「住」を取り扱っているため、問題が起きると非常に大きな問題にとなりがちです。

特に、売買になると買主もかなりシビアになってくるので、重要事項説明や契約書をめぐって、ごくまれに裁判沙汰になることもあります。

しかし、そういったことに備えて保険に入っている会社がほとんどですので、心配はありませんので安心してくださいね。

あとは、入居希望者の方も「土・日休み」が多い方が多いので、契約も「土・日」に指定される方が多いため、私のように子供が小さいパート主婦だと稀に出勤せざるを得ない場合があります。

そういった場合は、私は実家に預けたりどうしても難しい場合は、同僚の方にお願いするなど対応いただいて乗り切っています。

宅建士パートに向いている人

宅建士パートに向いている人
  • 不動産業界で働きたい人
  • パートだけど資格を活かしてやりがいある仕事がしたい人
  • 家の近くで働きたい人
  • 将来的に正社員で働きたい人
  • 時間に余裕のある働き方をしたい人

宅建を取って宅建士の実務経験を積みたいけど、私のように子供が小さい方や介護をしているなど、まだフルタイムで働くことができない人には、非常におすすめです。

会社側も、宅建を持っていればパートとして受け入れてくれる企業も多いと感じます。

そして、前職が事務や総務などパソコン操作が得意な人にもおすすめです。

前述したとおり、人と関わることも非常に多い仕事ですので、接客業だった方にも適している仕事だと思います。

家を借りる人・買う人は、年代や生活環境や境遇など非常に様々です。

例えば、外国籍の方や生活保護の方などの、いわゆる一般の方以外の問い合わせも非常に増えています。

そのため、前職がどんな仕事であっても、いろんな形でそのスキルや知識が活かせる仕事ともいえます。

ですので、不動産業界や宅建士に少しでも興味があるという方は、臆せず挑戦してほしいと思います。

一方、宅建士に不向きな方は

  • 「黙々と事務作業だけしていたい」
  • 「人と関わる仕事は避けたい」
  • 「単純作業の仕事が良い」

こういった方には、宅建士パートは不向きな仕事ですね。

たとえ事務担当の仕事だとしても、電話応対や来客なども非常に多い業界です。

「人と極力関わりたくない!」という方は向いていない仕事・業界だと言えますね。

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宅建士パートの求人探しのポイント

宅建士パートの「求人探しのポイント」を紹介します。

  • 求人サイトや転職サイトを利用する
  • ハローワークを利用する
  • 不動産会社に直接応募する
  • 知人・友人の紹介してもらう

まずは、ネットで「宅建 パート 働きたい場所(地域)」で検索するのがおすすめです。

私もこれで検索し、いいなと思った会社がハローワークで募集しているのを見つけ、応募しました。

企業がハローワークで募集していても「indeed」などの求人サイトでも紹介されているんですね。

なので、ネットで「宅建 パート 働きたい場所(地域)」で検索かければ、現在募集している企業が一気に見れると思います。

ハローワークの話を少しすると、紹介状を書いてもらわないと応募できないのが、少々面倒ですね。

しかし、紹介状を書いてもらう際に「履歴書」と「職務経歴書」も添削してもらえたのは、かなり良かったです。

結局、パートなので職務経歴書は送らなかったのですが、自分の職務経歴の棚卸ができ面接時に受け答えにも困らなかったので、作成したことは無駄にはならなかったです。

履歴書に不安がある人は、ハローワークで一度見てもらうのもおすすめですよ!

そして、一番確実なのは転職エージェントに登録して就職先を探す方法です。

ハローワークよりも親身になって相談に乗ってくれますし、転職エージェントの方が優良企業の募集が多いです。

ハローワークはあまり求人にお金をかけられない会社が募集していることが多いので、「どうせ働くならある程度大きな会社に方が良いな」という方は、転職エージェントの方がおすすめですね。

あと少し勇気がいる方法ですが、宅建の登録実務講習で講師の方が教えてくれたのが、町の不動産屋に直接求人を募集しているか、聞くのもおすすめだそうです。

不動産屋は高齢の人が多く、パソコン作業や近年のオンライン化についていけない不動産屋さんも多いとのこと。

もしかしたら、良い条件で雇ってくれる近くに不動産屋もあるかもしれませんね。

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宅建士パートって稼げる?気になる給与や仕事内容・勤務時間 まとめ

宅建士パートは稼げる? まとめ
  • 普通のパートより稼げる!
  • 時給は1,000円~1,500円が相場
  • 資格手当は1万円~3万円が相場
  • 報酬手当もあり
宅建士パート メリット宅建士パート デメリット
資格を活かして働ける
不動産に関する知識やスキルを身に付けることができる
比較的自由な働き方ができる
資格手当がもらえる
独立開業のノウハウを学ぶことができる
不動産の専門知識が必要
契約書などの書類作成業務が多い
責任が重い
土・日・祝勤務が通常
宅建士パートに向いている人
  • 不動産業界で働きたい人
  • パートだけど資格を活かしてやりがいある仕事がしたい人
  • 家の近くで働きたい人
  • 将来的に正社員で働きたい人
  • 時間に余裕のある働き方をしたい人

【求人探しのポイント】

ネットで「宅建 パート 働きたい場所(地域)」で検索
優良企業狙い「なら転職エージェントと利用する

宅建士パートは、宅建の資格を活かして働ける、子育て中・介護などでフルタイムで働くことができない人でも比較的自由な働き方ができるなど、メリットがある仕事だと思います。

私も、資格を取ったとはいえ、業界未経験でわからないことだらけで入社しましたが、1年経った今は報酬手当がもらえるまで成長できました。

今は短時間の勤務ですが将来的にはフルタイムでの勤務を希望しており、それが可能なことも宅建を取って良かったなと感じています。

宅建士パートに興味を持った方はぜひ、宅建取得や求人情報を確認してみてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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