宅建独学はきつい?具体的な解決策3選 独学合格した主婦が実体験を元に解説します

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宅建独学でも合格できるかな?
途中で挫折しないか不安・・・・・・。

宅建を取得しようと思った時に「独学で頑張って合格したい!」という人は多いのではないでしょうか。

「でも、独学での勉強はきつそう」「途中で挫折しそう」「独学での合格は難しそう」

このような不安な気持ちもありますよね。

結論からいうと、宅建独学は簡単ではないけど、頑張れば合格できます!

この記事では、筆者の経験を元に「宅建独学が難しい理由」「宅建合格のための具体的な解決策」を紹介します。

私は2023年に実際に独学で宅建試験に挑戦し、自己採点40点で合格することができました。

私は2児の子持ちの主婦でFランク大学出身、資格勉強も学生時代ぶりのごく普通の主婦の体験談ですので、誰でも実践していただける内容です。

ぜひ、参考にしてみてください!

この記事を書いた人

晋遊社「LDK」2024.8月号「今取るべき資格ランキング」の企画特集に参加させていただきました!

 

  • 夫の給料だけではやっていけなくなり、不安から宅建取得を決意
  • 2022年に宅建と賃管を独学40点で合格
  • 宅建士として子育てと両立しながら”ムリなく”パート勤務
  • 6歳4歳姉妹を子育て中のアラフォー
  • 寒さと満員電車と人混みが苦手
  • 趣味は家族でキャンプ

いとまき

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目次

宅建独学で合格した筆者の感想

私は2022年度に独学で宅建に挑戦しました。

勉強期間:10ヶ月
属性:専業主婦(子供が4歳2歳)
講義動画:YouTube
テキスト:らくらく宅建塾、宅建みやざき塾「超ポイントまとめ集」
問題集:みんなが欲しかった(黄色)、LEC出る順

結果、私は自己採点40点で無事に合格することができました。

結論から言うと、「宅建独学はきつい」けど「頑張ればできる」というのが解答です。

自分で言うのもおこがましいですが、ここ数年で一番努力したと胸を張って言えるレベルで頑張りました。

もちろん、夫の協力もあり家族を巻き込んでの挑戦でしたが、2023年は「宅建一色」。

まさに宅建に捧げた1年だったと思います。

逆に言うと、ごく普通の一般人にとってはそれだけ頑張らなければ難しい試験だったと振り返って思います。

宅建独学が難しい理由

では、なぜ宅建独学は難しいと言われているのでしょうか。

  • 勉強範囲が広い
  • 民法がとにかく難しい
  • 勉強のモチベーションが続かない
  • 受験者のレベルが上がっている(合格点の上昇)

上記の点で難しく挫折しやすいと言われています。

順に説明していきますね。

勉強範囲が広い

宅建試験は大きく分けて4分野に分かれています。

・権利関係(民法など)
・法令上の制限(都市計画・建築基準法など)
・税・その他(国税・地方税・不動産鑑定評価など)
・宅建業法

1分野だけでもそれなりのボリュームで覚えることも多岐に渡ります。

「理解」が必要な項目もあり「暗記」項目もあり、計算も必要などバラエティも豊かです。

そのため、全範囲くまなくしっかり勉強しようとすると途方もない時間と労力が必要になり、正しい勉強方法で学習に取り組まないと「合格できない」のが宅建試験です。

民法(権利関係)がとにかく難しい

宅建試験の範囲の「権利関係」という分野は「民法」と「借地借家法」・「不動産登記法」・「建物区分所有法」を学びます。

この中で「民法」がやたら難しく、毎年受験生を苦しめていると言っても過言ではありません。

「民法」とは、人が生活する上で「基本」となる法律で、すべての人に平等となるように定められています。

私たちの生活に身近でいつもあたりまえにしている行為を難しく言っているだけなのですが、はじめは非常に理解に苦しみます。

そんな難しい民法は1044条もあり、これをすべて勉強するのは到底無理です。

各資格予備校などでも他分野は「8割~9割」得点するよう言われますが、権利関係は「半分~6割」取れれば御の字と言われています。

1044条から「10問」ほどしか出題されないのですから、得点できないのは当たり前ですよね。

また、ほとんどの受験生が「民法」を勉強するのがこの宅建試験が初めてという人がほとんどです。

そのため、難しい「民法」を理解しようと頑張って突き詰めてしまい、民法の沼にハマってしまう人が毎年続出します。

そして、この行為は「宅建合格」するためには無意味なため、不合格者も続出してしまうというワケなんです。

勉強のモチベーションが続かない

宅建試験は一夜漬けで合格できる試験ではありません。

宅建合格に必要な勉強時間は「300時間~500時間」と言われており、近年ではレベルが上がっていることから初心者であれば「500時間」は見ておいた方が良いとされています。

そのため、1日2時間勉強したとしても半年から8か月間は、勉強しなければなりません。

独学となると勉強計画・スケジュールなど自分で管理し、進めていくことになります。

そして、勉強する時間も自分の貴重なプライベート時間でやらなければならず、ゲームやSNS・動画に費やしていた時間を封印し、宅建勉強に充てなければならなくなります。

想像しただけでもきついわ。

これまで勉強から遠ざかっていた人はやはり、きついものがあります。(私もそうでした)

やはり勉強に疲れてきますし勉強にも「飽き」も出てきて、「遊びたいな」「ダラダラしたい」など怠け心が出てくるんですよね。

高いお金を払っているわけでなく、叱咤激励してくれる先生がいるわけでもないので、ある意味いつでも「脱落」できてしまう状態だからです。

こういった理由から、独学だと自分で自制し、勉強を続けていく精神的強さが特に必要になってきます。

受験者のレベルが上がっている

「受験者のレベルが上がっている」ということはここ数年、宅建講師の方が口を揃えて仰っています。

考えられる要因が3つあげられます。

1つ目に、現在の日本の経済状態に不安を感じ、資格を取得して給与を上げようと考える人が増えていること。

不動産業界は年収が高いことでも知られており、宅建を取得して転職をしようとしている考える人も多いと考えられます。

2つ目に、独学でも合格できるくらいの教材や無料講義が充実していること。

これは、私も経験しているので驚きましたが、宅建は「有料級」の講義動画がたくさんアップされており、高いお金を払わずとも学ぶ環境が整っています。

テキストや問題集もかなりの数が市販で発売されているので、本屋やAmazonで簡単に手に入ります。

こういった「独学でも頑張れば合格できる」というのも人気の理由で、受験者数が増えています。

3つ目に、自分のスキルアップのために受験する人が増えていること。

伝染病の「コロナ」の影響で資格取得をする人が増えたというニュースを目にした人も多いと思います。

また、大人になってからの「学び直し」であったり、年齢を重ねても自分のスキルアップをしたいといつ意識が高い人も多くいます。

今では、「なるべく長く働きたい」「定年後も働きたい」という人も増えてきており、様々な業界や年齢を重ねても活躍できる「宅建士」は人気だと思われます。

このような理由から、「宅建」を取得する人は年々増えており、受験者数の増加に伴って試験の難易度も上がってきているというわけですね。

【宅建独学】具体的な解決策3選

では、宅建独学を乗り切り、無事に合格するにはどうしたら良いのでしょうか。

  • 宅建試験の傾向や正しい勉強法を知る
  • 勉強を継続する工夫をする
  • 宅建を取りたい理由を明確にする

この2点ができればまず、問題ありません。

必ず合格できます!

順に見ていきましょう。

宅建試験の傾向や正しい勉強法を知る

宅建試験にはいくつか特徴があります。

・全範囲勉強する必要がない
・基礎問題・頻出問題を重点的に学習する
・宅建業法は完璧を目指す
・民法はやり過ぎない
・とにかく過去問をやる

宅建の勉強を始める前に、まずは上記の点を知っておく必要があります。

このような宅建試験の傾向を知っていないと間違った方向に勉強してしまい、合格へのゴールが遠ざかってしまいます。(難しくてどこが出題されるかわからない民法に時間をかけすぎてしまうなど)

宅建試験は「みんなが正解できる問題をいかにとりこぼさないか」を競う試験です。

超難問や受験生の大半が間違えるような難しい問題は頑張って理解しようとしなくて大丈夫です。

どうしても理解したい人は過去問100%正解・模試で常に45点以上取るレベルになってからやりましょう。

それまでは、とにかく過去問レベルの基礎問題・頻出問題を徹底してくださいね。

勉強を継続する工夫をする

勉強って続かないのよね。

勉強が継続できない原因は何なのでしょうか。

・楽しくない
・時間がない

この2点が原因ではないでしょうか。

では、この原因を解消する方法を紹介します。

楽しく宅建勉強が継続する方法

「勉強ってつまらないもの」と思っている人多いですよね?

私もそうでした。

しかし、私は宅建勉強が「楽しい!」と思えてなんとか勉強継続もでき、無事に合格もできました。

では、なぜ私は宅建の勉強が楽しいと思えたのでしょうか。

・わかりやすいテキスト・講義動画に出会えた
・難しい内容を理解できたときに喜びを感じた

この上記2点の理由で楽しく勉強でき、10ヶ月も継続して勉強できたのだと感じています。

テキストや動画講義は人それぞれ好みがあるため、「自分に合うもの」を購入する前にいろいろリサーチしてみてください。

「テキスト」に関しては口コミなどを参考に、実際に書店に見に行くことをおすすめします。

なぜなら、口コミがどんなに良くても「自分に合うか」は別問題だからです。

「内容がコンパクトにまとめられているけど、内容は合格に必要な最低限のもの」なのか、「すごい分厚くてとっつきにくそうだけど情報が網羅されていて安心感があるもの」なのか。どちらが良いのかは、好みによりますよね。

そういったことも含めて、ブログやSNSなどで自分に合うテキストはどれなのか、まずはリサーチしてみてくださいね。

ちなみに、宅建独学40点で受かった主婦がおすすめ問題集とテキストを紹介!の記事で私が使用したテキストについて紹介していますので、良かったら参考にしてみてください。

また、講義動画も勉強継続にはめちゃくちゃ重要です。

講義動画は、YouTubeにたくさんアップされていますが、そこからいくつか視聴してみて「自分に合う人」を1つか2つに絞って見ることが重要です。

なぜなら、講義動画をダラダラ見ていても「わかった気になっただけ」の場合が多いため。

講義動画を見て勉強することは必要ですが、「見ているだけ」ってやっぱりラクで見続けてしまいがちになります。

「見ただけ」で理解した気になっていざ、模試を受けてみたら「全然理解できていなくてひどい点数だった」というのはありがちです。

ですので、講義動画を見たら必ず過去問を解いて演習しましょう。

そして、「頻出・重要箇所」や「自分が苦手としている箇所」は繰り返し視聴して頭に叩き込みましょう。

いろんな人の動画を見たい気持ちはわかりますが、時間ばかり取られてしまいます。

時間を有効的に使うためにも、いろんな人の動画を見るより「私はこの人を信じて頑張る!」と決めた人の講義動画でインプットし、過去問でアウトプットするを何度も繰り返すほうが知識定着につながりますよ。

「勉強する時間がない」の解決策

宅建を取ろうとしている人は社会人の方が多いですよね。

そうなると問題なのが「勉強する時間がない」ことです。

それを解消するのが「スキマ時間」の活用です。

私は受験当時、専業主婦でしたが子供は4歳2歳。

2歳はまだ自宅保育していたので、がっつり机に向かって勉強する時間というのはほぼ取れませんでした。

そこで私が行っていた勉強法は「5分でも10分でもヒマあったら勉強する」です。

子供が静かに1人で遊んでいる時や家事の合間など、ちょっとでも時間があったら講義を聞いたり問題集を5問でも解くなど、少し時間があればとにかく宅建の勉強をしていました。

そして、模試などがっつりとまとまった時間が必要な時は、子供が寝たあとや夫と子供が出かけているときなどにやるようにしていました。

このように、きちんと時間を取って机に向かわなくても毎日少しずつでも勉強していれば習慣化でき、結果的にけっこう勉強していることになり、知識は身に付きます。

勉強はこの「習慣化」さえできれば、8割は合格できると感じています。

そのためにも、勉強始めの数日・数週間を頑張れば「習慣化」でき、宅建の勉強をしなければ気持ち悪いと思えるようになってきますので、そこは踏ん張ってがんばりましょう。

宅建を取りたい理由を明確にする

先程お話した通り、宅建はある程度の期間勉強しなければ合格できません。

そして「難関ではないが簡単ではない」試験で覚えることもたくさんあり、もがき苦しむことも1回や2回ではありません。

そうなってくると「もう勉強イヤだな」「勉強休みたいな」という気持ちになり、フェードアウトしてしまう人も少なくありません。

そこで、宅建合格するために必要になってくるのが「どうして宅建を取りたいのかの理由を明確にする」ことです。

ひとはやっぱり理由がなければ行動しませんよね。

「宅建に合格したい」理由が「なんとなく」であったり「暇だから」なら、勉強は継続できません。

そこでおすすめしたいのは「宅建取得後の未来を想像し、理由を明確にする」です。

ここをきちんと自分でわかっていると勉強がきつくなってきた時、やる気が起きない時にも、再度勉強に奮起できます。

私の場合は家の購入やこれからのことも考えて、どうしても翌年から働きたい。そして、できれば割の良いパートでがしたかったんです。

「将来的には正社員にも慣れたらな」と思いながら調べていくうちに宅建という資格を知り、「私は来年宅建士パートとして働く!」を目標に決め、無事に合格できました。

人によって理由は様々ですが、「どうしても収入をあげたいから不動産会社の転職のために宅建を取りたい」など宅建取得の理由が明確なほど、勉強にも身が入ります。

こういった理由から、「自分はどうして宅建を取得したいのか」を自分に問いただし明確にすることは、勉強継続には重要です。

独学が難しい場合の対策

僕には独学はムリそうだな。

ここまで「宅建を独学で合格する」ための対策を説明してきましたが、「正直自分はムリだな」と思った方もいるかと思います。

実際に、仕事もして家事・育児をこなしながら宅建の勉強をプラスするのは、かなりしんどい作業です。

私なら挫折していたと思います。

そこで、おすすめしたいのは「通信講座」です。

通信講座は「短期間」で「効率よく」「最小の努力」で合格できるよう、カリキュラムが組まれています。

「時間がない」でも「宅建に合格したい!」社会人にとっては学習場所も選ばず、好きな時間に学習できる通信講座は非常におすすめです。

おすすめの通信講座

でも、通信講座って高いんでしょ?

通信講座って聞くと金額が高いイメージがありますよね。

しかし、今ではいろいろなタイプの通信講座が出ていて、価格も独学と変わらないほどリーズナブルな通信講座も増えてきました。

その中でおすすめしたいのが「スタディング」 です。

スタディングは5万円~7万円が宅建通信講座の相場のところ、1万円~と非常に低価格で受講できます。

そのうえ、「講義動画」「テキスト」「問題集」がすべてスマホ1台で利用でき(もちろんマルチデバイス対応)、スキマ時間の活用に特化したカリキュラムが特徴です。

講義は「非常識合格法」の著者でも有名な竹原健講師が担当しており、講義のわかりやすさにも定評があります。

また、合格実績も業界トップクラス、2023年より待望の直接講師に質問できる「Q&Aサービス」も始まり、申し分ない通信講座です!

これまで価格面で通信講座をあきらめていた人にも受講しやすい講座ですので、ぜひ検討してみてください。

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【宅建独学はきつい?】まとめ

宅建独学はきつい
でも頑張れば独学でも合格できる

宅建独学がきつい理由
  • 勉強範囲が広い
  • 民法がとにかく難しい
  • 勉強のモチベーションが続かない
  • 受験者のレベルが上がっている(合格点の上昇)

宅建独学について「難しい理由」や「解決策」を私の経験談とともに解説しました。

宅建を独学で挑戦している人は毎年たくさんいて、そのほとんどが初心者の方です。

また、今では独学にこだわらなくても独学並みの予算で通信講座も受講できる時代です。

繰り返しになりますが、正しい勉強法で学習すれば、独学でも通信講座でも必ず合格できるのが宅建試験です。

ご自身に合った勉強方法でぜひ、宅建試験に挑戦し人生を変えましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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