35条書面の過去問、けっこう間違えちゃうんだよね。
宅建業法は宅建試験の中でも50問中20問と問題数も多く、最も力を入れる分野とされています。
その中でも35条書面と37条書面は覚えることも多いし、ひっかけ問題も多い。
苦戦している人も、いるのではないでしょうか?
この記事では、35条書面を簡単に攻略できる方法をまとめました。
私の実体験でありますが、2022年の本試験では40/50点、宅建業法は18/20点で合格できましたので、おすすめできる方法だと思います。
ぜひ、参考にしてみてください!
- 宅建受験予定の人
- 35条書面を理解しているけど過去問や模試で間違える
- 35条書面は完璧にしておきたい
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35条書面<重要事項説明>とは
宅地・建物を「賃貸・交換・売買」する際に、宅建士が契約前に行う「重要事項説明書」のことを35条書面と言います。
- 「契約前」である
- 宅建士の記名が必要
- 宅建しが口頭で説明する義務がある
以上3点がポイントです。
そして、説明時には宅建士証の提示も義務となっています。(違反すると10万円の過料)
宅建士は専属でなくてもよく、説明場所もどこでも可となっています。
やはり、宅建士の独占業務ということから宅建の試験にもめちゃくちゃ出ます!
ですので、ライバルたちもこの35条書面は全力で攻略してきます。
ここで失点をしてしまうとライバルに差が付き大変なことになので、しっかり対策をとって臨みましょう!
35条書面「お客さんの立場で考えれば判断できる」は大間違い
上記表は、35条書面に記載しなければならない事項(絶対事項)です。
しかし、「売買・交換」、「建物貸借」、「宅地貸借」など、状況によって説明の有無が変わってきます。
お客さんの立場になれば、「これは説明してほしい・説明いらない」というのが簡単に判断できますよ!
このように仰っている講師の方やテキストを見かけますが、これを初学者が実践すると100%間違えます!
35条書面はきっちり暗記しないと、ひっかけ問題には太刀打ちできません。
冒頭のように、「説明してもらいたいか、してもらわなくてもよいか」を判断基準にして正解できる人は良いですが、私の場合はけっこう間違えました。
例文を見てみましょう。
例:売買の場合の「建物の設備について」
「台所、浴室、便所その他の整備状況がどうなっているかの説明」は必要なのかどうか
もし、自分が「中古住宅を購入する場合」、宅建士に重説として説明してもらいたいか、してもらわなくても構わないか。
どう思いましたか?
知りたい情報ではないでしょうか?
私は知りたいなって思う派です。
はい、不正解です。
家の売買の場合は、「建物の設備」は説明不要となります。
家の売買は、家自体が自分のものになるので、気に入らなければ自分で新しいものに取り替えられるという理由で、説明不要です。
このように、理由を知れば「そうかな」と思えますが、自分が説明してもらいたいか・説明不要かでは判断できない項目もあります。
いざ、テストに出されると一瞬迷ったり混乱する場合もあるので、きっちり覚えておくことが肝心です。
私も「過去問も結構やってるし、もう大丈夫!」と思っていても、いざ模試を受けると間違えてしまうことがけっこうありました。
宅建業法は得点源で満点を目指したい分野。
無駄な失点を避けるためにも、確実に暗記して本番に備えましょう。
35条書面<重要事項説明>の覚え方
では、どうやって35条書面を完全に暗記すればよいのか。
- テキストで35条書面についてしっかり「理解」する
- 「覚え歌」を活用し完全にマスターする
- 過去問をひたすら繰り返し、傾向をつかむ
この3つが35条書面を攻略できるコツです。。
詳しく見ていきましょう。
テキストで35条書面・用語について「理解」する
35条書面は「売買・交換」「建物賃貸」宅地貸借」の3つのうちのどの取引なのかによって、どの項目が説明対象なのかが違ってきます。
用語の意味も難しいものもありますので、そこはしっかりとテキストを読み込んで理解しておく必要があります。
そうすることによって、次のステップの「覚え歌」が有効活用できるようになり、35条書面を完全マスターできることになります!
例えば、「覚え歌」で出てくる「担保責任」は「契約不適合責任」に関することなのですが、
➀種類・品質に関する契約不適合を担保すべき責任(責任を負うのか負わないのか)は記載不要
➁種類・品質に関する契約不適合を担保すべき責任の「履行」に関して講ずべき保証保険契約の締結などの措置は記載必要
ややこしいな。
このように、用語だけ覚えて用語の意味を理解していないと、覚え歌を覚えたとしても間違った解釈で捉えてしまい「不正解」になってしまいます。
必ずテキストや講義動画で用語の意味や細かい内容を理解してから、覚え歌を活用するようにしてくださいね。
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ここまで読んで「契約不適合責任?なにそれ?」「ちょっと思考停止してきたぞ」という方は、35条書面についての理解がまだまだ足りていない可能性が高いです。
テキストだけだと理解に苦しむので、宅建講師のYouTube講義や通信講座を利用することがおすすめです。
ぜひ、こちらを参考にしてみてくださいね。
「覚え歌」を活用する
テキスト読んで理解してきたけど、この上記表を覚えるのって大変ですよね?
ここで、「覚え歌」の登場です!
覚え歌とは、棚田行政書士の不動産大学というYouTubeのチャンネルで紹介している暗記方法です。
これが本当に神ワザで、私は本当に助けられました!
メロディーにのせて用語がきっちり当てはめられおり、35条書面の上記表が完璧に覚えられます。
最初は覚えるのは少し大変ですが歌なので忘れにくく思い出しやすいので、語呂合わせよりも私はおすすめです。
それも、「キューティーハニー」なのでノリよく覚えられますよ。
私は歌詞を書き写してひたすら口ずさみながら覚えました。
出かけているときの車の中やお風呂に入っている時も歌っていたので、子供たちも何となく歌えるようになっていました(笑)
歌詞の書き写しをここに載せておきますので、コピーして活用してみてくださいね。
登記に法令 電気と未完
造宅、土砂、津波災害
金銭、解除損(損害賠償)、保(保全) 50(万未満)
既存、石綿、耐震、建物だ
私道 負担は 店子にしない
住宅性能は 建物売買
手付 保全 あっせん 担保責任 売買だ
敷地の権利と共用専用
特定減免 積立金
管理費 修繕 売買(のみ)
専有制限(ペット禁止など) 委託賃貸も
期間 更新 利用制限
管理委託先と 敷金 精算
設備・定期・高齢・取り壊しは賃貸
①・②共にメロディーは「キューティーハニー」です。
②の前半は「区分所有建物」の重要事項です。
注意してほしいのは「売買・交換」と「建物貸借」と「宅地貸借」が混ざっていますので、ご自身でそこは記入をお願いします。
用語の説明は不動産大学の動画をみて勉強してくださいね!
過去問を繰り返し解き、傾向をつかむ
宅建は過去問を攻略できれば合格できる試験です。
あとは過去問をひたすら解きましょう!
過去問をひたすた解く理由としては、本試験の出題傾向・頻出問題・問題文の言い回しなどをつかむため。
そのため、宅建試験では各資格学校が出している「予想模試」を何度も解くよりも、過去問を繰り返し解くことが推奨されています。
私がおすすめする過去問題集はLEC出る順宅建士 ウォーク問過去問題集
このウォーク問は分野別問題集の中でも「超重要」「重要」とされる問題が網羅されており、過去問を「演習」するのに非常に適しています。
その証拠に、私はこのウォーク問を使用してから確実に模試での成績が伸びましたし、安定して40点以上取れるようになりました。
詳しくは「宅建過去問はウォーク問だけ!合格者がおすすめする理由と使い方を解説!」の記事で紹介しています。
気になった方はこちらもぜひ、見てみてください。
35条書面【重要事項説明】の覚え方 まとめ
ぜひ、参考にしてみてくださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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